ワタミは介護事業を本当に売却するのか 今年の夏は、いつもの夏とどこか違っている

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ワタミが介護事業売却をするのは本当なのだろうか。少なくとも居酒屋事業が厳しいのは明らかだ(写真:わたなべ りょう / PIXTA)
突然の人民元切り下げや天津の爆発事故など、中国関連で振り回される日本株。カリスマ投資家の内田衛氏は、どんな対処をしていたのか、興味は尽きない。もう少し時間を巻き戻し、8月上旬からの2週間を「株日記」で振り返ってみよう。

魚力が株主優待廃止で暴落!これでいいのか

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【8月3日(月)】8月相場入り。鮮魚専門店を百貨店、駅ビル内に展開している魚力(7596)が、7月31日15時、株主優待制度の廃止を発表し、本日327円安(13.47%安で東証1部値下り率第2位)の2100円と暴落。寄り付きは、447円安の1980円。

ここは、年1回9月末に100株で3000円、1000株で1万円相当の海産物の株主優待があった。2015年3月末の株主数は、3万0391人。私ももう何年も優待をもらっていたが、かなり株価が上がったので今年の2月19日、1750円で売ってしまい、今は持っていない。

ちょうど9月の優待が届くのが、12月で会社からお歳暮のような感じで届くのでとても嬉しかった。会社側は、公平な利益還元のあり方という観点から今年の9月末より廃止するということで残念だ。

その替わり、年1回3月期末の配当が、年2回となるが、3月期末配当40円から9月中間と3月期末に各20円では優待だけが減るので株主は納得しないだろうな。以前、同じような理由で、ファンケル(4921)が100株で1万円の優待から今の3000円に減額した時は、その分かなり配当を増配したことがあった。ギリシャ株式市場5週間ぶり取引再開、急落で始まり、一時22%超安で終値は16.2%安。

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