ホンダがフリードシリーズのHVを発表、新型軽自動車も公開し、国内販売強化の姿勢を鮮明に示す

ホンダがフリードシリーズのHVを発表、新型軽自動車も公開し、国内販売強化の姿勢を鮮明に示す

ホンダは10月27日、国内主力車種の小型車「フリード」シリーズに新たにハイブリッド車(HV)仕様を追加して28日に発売すると発表した。HV専用車「インサイト」も一部改良(マイナーチェンジ)し、11月11日に発売する。現在、国内市場ではHVの需要が高まっており、ホンダはHVのラインアップを更に強化する。

フリードシリーズは3年前に発売後、販売台数が累計で27万台を超えるホンダの主力車種の一つだ。「フリード ハイブリッド」の燃費性能は国の新しい燃費基準であるJC08モードで1リットル21.6kmと、これまでのフリードのガソリン車に比べ燃費性能を約3割向上させた。価格は214万9000円からとベース仕様となるガソリン車の約5万円高にとどめた。今回のフリードシリーズの発売で、ホンダのHVのラインナップは6モデルとなり、今後高まるHVのニーズに応えていく構えだ。

会見に出席した峯川尚常務執行役員は、「ガソリン価格が高止まりし、HVなどより燃費のよい車をお客様が求める傾向は今後加速するものと予想している」と述べ、今後、HVの需要が高まっていくとの見解を示した。2010年(暦年)のホンダの登録乗用車に占めるHV販売比率は18%であったが、2011年1月~9月の累計では同33%に増えている。峯川常務は「HVの比率は今後5割まで高まるだろう」と語った。

また、報道陣から足もとの国内販売について問われた峯川常務は「(震災で影響を受けた)生産とともに販売は回復基調にある。期初に決めた年間の販売計画台数60万台は維持する」と述べた。HV「フィットシャトル」などが牽引し「受注ベースでは計画のオンラインにいる」(同氏)として、目標達成には自信を示した。

会見の最後には、年内にも発売する新型軽自動車を初めて報道陣に公開した。詳細なスペックなどは公表されなかったが、燃料タンクを前席下に配置するホンダ独自の「センタータンクレイアウト」を採用し、室内空間を広くしているのが特徴だ。国内販売において軽自動車の比率は年々上昇しているが、10年度ホンダの軽自動車販売は11.6万台と業界4位に甘んじている。ホンダはHVと新型軽の投入で、国内販売を強化する姿勢を鮮明にした。

(又吉 龍吾 =東洋経済オンライン)

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