バフェット氏、最大規模の買収で近く合意か プレシジョン・キャストパーツと交渉
[8日 ロイター] - 関係筋によると、著名投資家のウォーレン・バフェット氏率いる米投資会社バークシャー・ハザウェイ<BRKa.N>は、金属部品製造のプレシジョン・キャストパーツ<PCP.N>を買収することで間もなく合意する見通しだ。実現すれば、バークシャーにとって過去最大規模の買収になる。
米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙によると、買収額は300億ドル超になる可能性があり、買収合意は早ければ来週(10日から始まる週)にも発表される、とみられている。プレシジョン・キャストパーツの時価総額は7日時点で、267億ドルとなっている。
ロイターはバークシャー、プレシジョン・キャストパーツに電話や電子メールでコメントを求めたが、今のところ返答は得られていない。
証券当局に提出した開示書類によると、バークシャーは今年3月31日時点で、プレシジョン・キャストパーツの株式のおよそ3%(8億8200万ドル相当)を保有しており、大口株主の一角を占めている。
バークシャーは10年ほど前から工業セクターへの投資を積極化させており、これまでにも部品メーカーのマーモン、イスラエル工具メーカーのイスカル、特殊化学会社のルーブリゾールなどを買収している。
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