事故多発「パーソナルトレーニング」見極めのコツ 61件が「治療に1カ月以上要した」、骨折事案も

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パーソナルトレーニングの様子
今人気の「パーソナルトレーニング」だが、事故が増えているという(写真:foly/PIXATA)

健康志向が高まる中、マンツーマンで筋力トレーニングや食事指導などを受けられる「パーソナルトレーニング」が注目されている。

しかし、その指導の質はさまざまなようだ。今年4月に公表された消費者庁の消費者安全調査委員会の調査(経過報告)によると、2023年までの6年間でパーソナルトレーニング関連の事故が209件発生しており、増加傾向にある。そのうち治療に1カ月以上を要した事案は61件、中には膝の靭帯を損傷した人や、背骨や腰椎を骨折した人もいた。

同委員会はこうした健康被害の要因を明らかにして再発防止の検討を進めるというが、私たちは現状、安心安全かつ成果を得られるパーソナルジムやパーソナルトレーナーを、どのように選べばよいのだろうか。

「40代・50代・30代」の順に被害が多い

トレーニングに多くの知見を持つ日本体育大学教授の岡田隆氏は、事故が多発する背景について、次のように説明する。

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