鬼怒川線「東武ワールドスクウェア」の非日常感 最近は「ワンちゃんと一緒に世界旅行」が売り
……と、そんな通り一遍なことは知っていたが、である。ここで謝っておけば、つまりはよくできたミニチュアが並んでいるようなところでしょう、などというイメージを抱いていた。
でも、実際に行かずしてそんななめたイメージだけを抱えていてもよろしくない。そんなわけで、東武ワールドスクウェアを訪ねたのである。
「東武ワールドスクウェアは『世界建築博物館』ということを銘打っておりまして、48の世界文化遺産を含む、いろいろな世界中の建造物を精巧に再現しています」
妖精のトムとマイムというマスコットキャラクターが待ち受けるエントランスで出迎えてくれたのは、東武ワールドスクウェア副総支配人の森田孝幸さん。以前は東武鉄道でSL大樹の運行準備などに携わり、日光市の観光協会に出向していたこともあるという、日光・鬼怒川エリアのエキスパートだ。
どんな人が訪れる?
「どういう視点でお楽しみいただくかどうかはお客さまそれぞれですが、たとえばいつかは行ってみたい海外の名所を眺めて知識を深めたり、最近ではSNSに投稿する写真を撮影したりするお客さまも多くなっています」
森田さんによれば、来場者のアンケートでは訪れる前のイメージと、訪れたあとの印象がまったく変わったという人が多いという。最初は「ミニチュアがあるんでしょ」という筆者のようなイメージを持っていても、帰るときにはまったく違う印象に……。いったい、どういうことなのか。
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