損害保険大手で発覚した出向者による情報漏洩問題で、火の手がついに生命保険業界にも広がってきた。
SOMPOホールディングスの完全子会社、SOMPOひまわり生命保険から十六銀行に出向している社員が、競合する生保の契約者情報を損害保険ジャパンに漏洩していた疑いがあることが新たにわかった。
「加害者」と「被害者」の双方が生保の初ケース
出向者による情報漏洩で、「加害者」と「被害者」の双方が生保というケースが判明したのは初めて。
SOMPOグループでは、中核会社の損保ジャパンにおいて、出向者による情報漏洩が9つの代理店であったと発表している。その大半が銀行の親密保険代理店か、銀行本体に出向している社員によるものとみられている。
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