海外金融市場で本領発揮、日立キャピタルの身上

海外金融市場で本領発揮、日立キャピタルの身上

日立キャピタルの英国現地法人、「日立キャピタル英国」が……と切り出しても、一般的な知名度は低いだろう。だが、同現法こそ、知る人ぞ知る「消費者向け販売金融分野における英国ナンバーワン企業」。特定領域とはいえ、なぜ日系金融会社がトップの地位に躍り出ることができたのか。

結論を急げば、それは「現地化」を徹底したことと、日立キャピタル本体の「財務体質の堅牢さ」にある。78万先に及ぶ顧客基盤を構築しえたのも、この二つの強みを存分に発揮したから。現在、日立キャピタルはアジア、米国、欧州という3エリアへの進出拡大を狙っているが、そのバックボーンは英国現法での成功の中に隠されている。

同社が初めて海外に進出したのは1975年。香港で家電品の販売金融を開始したのが始まりだった。その香港において、14年にわたってローカル化の陣頭指揮を執り続けてきたのが戸沢広則常務だ。

三浦和哉社長が同氏を海外事業本部長に抜擢したのは、海外でのローカル化路線をさらに疾走するため。そして6月に発表したのが「営業収益ベースの海外事業比率を2010年度の29%から15年度には40%以上に引き上げる」という事業強化策だった。

人気記事
トピックボードAD
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • 銀河を渡るを読む
  • 子どもを本当に幸せにする「親の力」
  • 中原圭介の未来予想図
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
「脱ファッション」が進む<br>渋谷の街の最前線

渋カジ、コギャルなど若者ファッションの聖地だった渋谷。ここが100年に1度の大規模再開発で、オフィスや飲食店が増えアパレル店舗が減少しているのだ。来年エンタメビルとして生まれ変わるSHIBUYA109など、変わりゆく街の今を追う。