「韓流文化」振興の功労者、支援策など成長戦略を語る

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少女時代やスーパージュニア、KARAなど、日本や欧州で続くK−POPブーム。これの陰の功労者が、韓国・文化観光省傘下の準国家機関・韓国コンテンツ振興院の李在雄(イジェウン)院長(58)だ。

李院長は「アイドル歌手が言葉の壁を超えているのを見て、胸が熱くなった」と感慨深げだ。「東南アジアから欧州へとK−POPのブームが続いているのを見ると、これからも韓流が発展する可能性は果てしない」と自信を見せる。

同振興院は「韓流の伝道師」として自らの仕事を強力に進めている。とはいえ、李院長は「これほど早くK−POPブームが起きるとは思わなかった。ドラマ『チャングムの誓い』『冬のソナタ』がアジアでヒットしたように、音楽よりも映画やドラマを通じて、韓国文化を広めようとしていたためだ」と説明する。

「K−POPが主導する新韓流」という報告書で、同振興院政策研究チームのピョン・ミヨン専任研究員は「芸能プロダクションが企画段階から世界市場を狙った現地化戦略を繰り広げ、しっかりとした実力を持った韓国型アイドル歌手を育成し、K−POPの競争力を高めている」と分析している。

同振興院は今後、K−POPブームが一時的な流行に終わらないように、多様なジャンルの大衆音楽を支援する計画だ。韓国の音楽が世界的に愛されるためには、特定ジャンルの支援だけではすぐ限界に来てしまう。

そのため、多様なジャンルの歌手を支援し、韓国の大衆音楽の底上げを図ろうというものだ。6~7月には大衆音楽のコンサートを開催した。インディーズのミュージシャンをはじめ、ロックやジャズなどさまざまなジャンルの歌手たちが、新人を含め公演しやすいように、開催場所は設立間もない小劇場とした。

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