「九州で拡大」都道府県別コロナ感染ランキング 直近7月8~14日まで10週連続で感染報告が増加
夏場にかけて新型コロナウイルスの感染拡大が警戒されている。オミクロン型から派生した変異ウイルス「KP.3」は感染力が強く、今シーズンの第28週(7月8~14日)の感染報告数は、全国で5万5072と10週連続の増加となった(7月19日に厚生労働省が発表)。
厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症が2023年5月8日に「5類」に移行したことに伴い、全国5000の医療機関からの報告数をもとに、1医療機関当たり(定点当たり)報告数を発表している。
九州・沖縄で感染が拡大
今シーズンの第28週の定点当たり報告数は11.18。前27週の8.07から増加した。
5類に移行後のピークは、2023年第35週(8月28~9月3日)の20.50。それに比べると足元の水準(11.18)はまだ低いが、昨年同期(11.04)を上回った。昨年は8月末に向けて増加の一途をたどったため、今年も注意が必要だ。
本稿では、都道府県別に定点当たり報告数が多い順にランキングを作成。首位は鹿児島県で31.75。2位の佐賀県は29.46で、感染ペースも前週比プラス13.15と加速している。
上位は九州・沖縄が占めている一方、北海道と東北は今のところ比較的落ち着いているようだ。
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