元109店員で週刊誌記者が実践する距離の詰め方 聞いてないのに相手が話す"ずるい"テクニック

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良い変化だけでなく、悪い変化も、見て見ぬフリは悪い印象を与えます。

もしも、上司が足を包帯でぐるぐる巻きにして松葉杖をついていたら、「足、どうされたんですか? 大丈夫ですか」と聞きますよね。

ところが、相手の変化に気づいても見て見ぬフリをしてすぐ本題に入る人がいます。

『ずるい聞き方 距離を一気に縮める109のコツ』(朝日新聞出版)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

大事な商談の場面や、締め切りの時間までにやるべきことがある状況など、ほかに優先したいことがあって余裕がないと、そうなりがちではないでしょうか。

確かにそういう場では言い出しづらいですが、誰もが気になっているはず。上司本人も迷惑を考えて、つらくても言えないのかもしれません。だから、そんな気遣いのひとことを、あなたが言ってみてください。

なかには、「自分のことはいいから早く本題に入ってくれ」と言う人もいるかもしれません。照れ隠しの人もいれば、詳しく聞かれたくない人もいて、事情はさまざまでしょう。その場合は、「わかりました。もし休憩が必要なときはおっしゃってください」とだけ伝えて、本題に入ればいいのです。

信頼感が生まれるチャンスでもある

会った瞬間、「あれ?」と思ったことはとりあえず聞いてみると、「待ってました!」と言わんばかりに饒舌になる人もいます。すると、その後の話も格段に盛り上がるのです。そして、ケガや病気などであれば、心配してくれる人には信頼感が芽生えるはずです。

こちらからしつこくしなくても、相手がつい本音をもらしてくれる、話したくなってくれる。きっとそんな「思いがけない」場面に遭遇できることが増えるはずです。

(構成/樺山美夏)

山田 千穂 週刊誌記者

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やまだ ちほ / Chiho Yamada

記者。埼玉県川口市出身。1988年生まれ。『週刊ポスト』『女性セブン』で記者を約10年経験。芸能、事件、健康等の記事を担当。取材で、聞く力、洞察力、コミュ力を磨く。3000人以上に取材。直撃取材、潜入取材を得意とする。 大学在学中は渋谷109で販売員としてアルバイトをし、お正月セール時には1日最高500万円を売り上げる。

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