「生涯の相棒」を選ぶ、いつか欲しい国産万年筆 メーカーの「アイデンティティ」を持つ贅沢さ
ペン自体も大振りですが、最も万年筆の軸に向いた素材と言われるエボナイトは軽く、ペン先の書きやすさもあって、大量の筆記にも向いています。
パイロット万年筆の原点にして頂点
パイロットの「カスタム URUSHI」は、10万円前後の、実用品としての万年筆の最高級品的な位置付けの製品がラインナップになかったパイロットが、「パイロットらしい万年筆とは何か?」という原点に立ち返って開発した、パイロットの歴史と技術を集約したような万年筆です。
軸は、エボナイトを削って成形し、それを磨き、蝋色漆を塗って仕上げる、創業以来の技術「ラッカイト」を継承し、ペン先にはこの万年筆のために一から開発した、カスタム・シリーズでは最大サイズのものを採用しています。
「ラッカイト」で仕上げた軸は、パイロット伝統の漆の技術によって美術的な価値のある風合いと十分な耐久性を持ち、ペン先は、ギリギリ実用的な筆記具として使えるレベルで柔らかい、万年筆らしい万年筆になりました。
トピックボードAD
有料会員限定記事
ライフの人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら