ソニーのポケモンに?パルワールド、まさかの展開 業界に衝撃!IP拡大に向けた合弁会社を設立

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そしてもう1つ気になるのは、ゲームよりキャラクターコンテンツが優先されかねないという部分だ。実をいうと、先輩であるポケモンはそういう状況に陥っているように見える。

ポケモンのゲームは「より多くの人が遊べるゲーム」を目指すせいか、あまり先進性・革新性がない。むしろレトロなスタイルで、新しいポケモンを出すためにゲームをしぶしぶ出しているのではないか、と思うくらいにゲーム側の進化が少ないのである。昨今は進化を目指すポケモンのシリーズを出してはいるものの、それでもやはり控えめな変化しかない。

一方の『パルワールド』は、その煮えきらないポケモンの状況を皮肉るように、流行りのサバイバルクラフト要素を取り入れたわけである。だが、『パルワールド』もキャラクターコンテンツとして展開していくのであれば、その尖った部分も丸まってしまうかもしれない。

「パルワールド」のゲームはまだ開発中

そもそも『パルワールド』のゲームはまだ開発中であり、早期アクセスという形式で遊べる状況だ。開発途中でライセンスビジネスの展開を行うこと自体はむしろいいことだが、まだ完成していないゲームに影響を与えかねない大きな出来事ではあるだろう。

ともあれ、パルワールドエンタテインメントの設立が大きな注目を集めるのは間違いない。ポケモンに似たゲームが、そのキャラクター展開まで似せていくというのだから。

渡邉 卓也 ゲームライター

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わたなべ たくや / Takuya Watanabe

いわゆるテレビゲームを専門にコラム・評論などの記事を書くライター。大学卒業後はサラリーマンになったが、満足にゲームを遊べない環境にいらだちを覚えて転身。さまざまなメディアにゲーム関連の記事を執筆。駄作に対して厳しく書いてしまうことでも知られる。

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