ソニーのポケモンに?パルワールド、まさかの展開 業界に衝撃!IP拡大に向けた合弁会社を設立

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ポケモンはゲームから人気に火がついたわけだが、その後のアニメやグッズの展開がうまくいき、グッズなどの売り上げも大きい。

東京ばな奈とコラボしてお土産として重宝されたり、全国のあちこちに専門グッズショップがあったりする現状を考慮すれば、キャラクターとしての存在感は重要といえる。

パルワールドの人気の秘密は「ブラックユーモア」

『パルワールド』もまた、キャラクターとしての人気が獲得できれば同様の展開を行うかもしれない。はじめはグッズのオンライン受注販売から始まるそうだが、そのうち各地にポケモンセンターならぬ「パルセンター」といった専門ショップができる可能性も考えられる。

とはいえ、いくつか懸念点もある。1つめは、『パルワールド』がポケモンに対するブラックユーモアとして盛り上がったところだ。

『パルワールド』ではさすがにグロテスクな描写はないものの、パルの肉を食べたり、強制労働させたり、あるいは濃縮して合成することができる。「ポケモンは愛されるべきペットのような存在である」というタブーを破ったからこそ、注目されたわけだ。

パルワールドのキャラクター
パルは銃を持ったりする場面が特に印象的だが、これはキャラクターグッズになってもうまく残せるだろうか(画像はSteamより)

しかし、キャラクターコンテンツとして展開するとなると、このブラックユーモアを持続させるのは難しいかもしれない。もちろん「銃を持って戦うかわいいマスコットキャラクター」としてヒットする可能性はなくもないが、詳しく知らない人にリーチするため、表面的には無難なかわいらしさを装うのではないか。

すると、ブラックユーモアとしての角が取れてしまう可能性がある。単にかわいいキャラクターであるならば、パルはいまいち魅力に欠けるのは否定できないだろう。

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