政治資金パーティーオンライン開催は見直し必至 抜け道との指摘に、自民・田村氏は「対応が必要」
松山キャスター:制度設計を詰めていく上でさらに法律の改正は必要か。
音喜多氏:あり得ると思う。付則に書いてある検討項目を、法律の効力を発揮させるためには本則に格上げしなければならない。施行日までにもう一度法改正をして効力を発揮させることは前例がある。2026年1月1日が一つの期限になるから、そこを目掛けてやっていくことが合意事項だと私は認識している。
自民×維新“決裂”の波紋
橋下徹氏(弁護士・元大阪府知事):「だまされた、だまされた」と維新はずっと言っているが、誰にだまされたのか。岸田首相か、自民党か、それとも交渉担当者か。
音喜多氏:岸田さんと交渉担当者だ。
橋下氏:では、自民党にはだまされてないのか。
音喜多氏:自民党の中にも心ある対応してくれた人がたくさんいるのはわかっている。旧文通費改革をやるべきだとして、総理をかなりの方が説得してくれたということも聞いている。ただ、その交渉の当事者や総理はその助言を受け入れなかったわけだから、全体としての信頼も毀損(きそん)されている。
橋下氏:これ、すごく政治的にもめてるところだが、まず1つは、自民党は機関決定をしていない。自民党としては今国会でやるなんて組織としては決めていない。音喜多さんによれば、岸田首相と交渉担当者が裏切ったということだが、では、党首会談で馬場伸幸代表に岸田首相は今国会でやると言ったのか。言っていない。馬場さんも確認してない。
音喜多氏:党首会談の場ではそういう話があったと私は聞いてない。
橋下氏:事務レベルで交渉担当者がいろいろ作業を詰めて結局折り合いがつかなければ、トップにあげて、事務レベルでは決着つかなかったからトップで最後決めてくれというのが党首会談だ。そこを馬場さんが完全に確認ミスしているのに、後から「裏切った、裏切った」というのは、それは裏切ったことにならないと思う。
公党同士というなら、自民党は機関決定をしていないとなると、岸田さんと馬場さんの合意で、党首会談の時に岸田さんが「わかった。期限は入ってないけれども、これは今国会中にやるんだ」ということを馬場さんと岸田さんの間で合意ができていて、これをもし裏切ったのだったら、裏切りだ。でも、馬場さんは何も確認していない。セレモニー文書を出して、わが維新の考え方を(自民が)丸のみしたと言ったって、これは党首会談になってない。
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