「上司への報告」仕事ができる人の伝え方とは? わかりやすい構成には決まった"型"がある

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このプロジェクトに関わっていない上司からすれば、まずは前提となる情報からインプットしてほしいはずです。Aさんの初手としての正解はきっと、

「このプロジェクト全体のスケジュールやプロセスの構造図」

「そのプロジェクトがどんな人員体制で進んでいたかの組織図」

という資料をまず用意することでしょう。つまり、プロジェクト全体がどう進んでいて、その中でAさんがどういうポジションで関わったかを上司は見たいのではと思うからです。この発想は、以下のような【「構造化」の型】、【「俯瞰」の型】の活用です。

『伝え方図鑑』より引用

わかりやすい結論を用意する

全体の構造をまず俯瞰させて安心してもらったら、いよいよ彼の成果を伝える準備が整います。今回のケースでは、上司が求めている内容がはっきりしている(=部下からの成果報告を知りたい)ので、以下の【「結論から」の型①】に則り、わかりやすい結論を用意する方向で進めたほうがよいでしょう。

『伝え方図鑑』より引用
■報告資料づくりに活かせそうな資料
「取引に関する見積もり書、納品書など」
「新商品の詳細資料」
「全国の導入店舗マップ」
「流通への導入に関する提案書」
「店頭での陳列指示書」
「店頭什器の事業者選定に関する資料」
「Aさんの実働時間を記録した勤務データ」
etc.

報告に使えそうな資料を改めて振り返ると、これだけの資料がありました。でも正直、ただ情報を羅列されただけだとわからない、ですよね。このすべてを報告に盛り込むと(それぞれを簡略化したとしても)情報が渋滞してしまいそうです。ふだんから忙しい上司にとっては「ポイントを絞ってくれ!」と言いたくなるでしょう。

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