週刊東洋経済 最新号を読む(5/16号)
東洋経済オンラインとは
ビジネス #自動車最前線

発売から1年「インプレッサ」の販売が低調なワケ 兄弟車「クロストレック」もいいクルマだが…

8分で読める
2/4 PAGES
3/4 PAGES
4/4 PAGES

今のスバルは、多くの新技術をレヴォーグでお披露目するようになった。そのためインプレッサとクロストレックに採用される技術は、レヴォーグで既知となったものが多くなる。

現在のレヴォーグが2020年に登場した2代目で、数多くの新技術が投入された(写真:SUBARU)

新世代アイサイトをはじめBOLDERデザイン、縦型ディスプレイ、フルインナーフレーム構造のボディといったものは、すべてレヴォーグが初採用であった。インプレッサとクロストレックが初採用した新技術は、ステレオカメラに単眼を追加したアイサイトの3眼化くらいだろう。

話題性に乏しくインパクトに欠けるため、ユーザーに強くアピールできなかったのではないか。車格やサイズの面でも、フォレスターとアウトバックとの間にレヴォーグが生まれたことは、インプレッサの販売に影響を与えたであろう。

インプレッサのインテリア。基本的な意匠はレヴォーグと共通(写真:SUBARU)

また、現在の自動車業界のトレンドは電動化だ。スバルの場合、独自のハイブリッド「e-BOXER」も用意するが、モーター出力が小さいこともあり、電動感が小さく、なによりも燃費性能が格段に優れるわけではない。強力な低燃費型ハイブリッドの不在も不利になったはずだ。

あっと驚くテコ入れはあるか?

5月28日にトヨタ/マツダ/スバルの3社が合同で開催した「マルチパスウェイワークショップ」では、トヨタのシステムを応用した新型ハイブリッドシステムの存在を発表したから、次世代モデルではインパクトのあるハイブリッド仕様が登場するかもしれない。

いずれにしても、何かしらかの大きなテコ入れがない限り、インプレッサとクロストレックの大幅な販売増は難しいだろう。乗ってみればデキはいいだけに少々残念ではあるが人々を、あっと驚かせるテコ入れを期待したい。

【写真】インプレッサ/クロストレックの内外装(35枚)

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象