ノアとヴォクシー「微妙に違う」購入者の嗜好 新旧ノア/ヴォクの新車購入者データを分析
1人1台保有する地方の生活者と、電車などの公共交通機関も比較的充実しているエリアで1台のみ保有する生活者、それぞれで買い方や使い方が分かれていそうである。
なお、アルファード/ヴェルファイアでは、2台以上を保有する人は約6割ずつであり、ノア/ヴォクシーより1割ほど多かった。
次はノア/ヴォクシーの購入者が、購入時まで所有していたクルマ(前有車)を確認する。すると、やはりノアはノアから、ヴォクシーはヴォクシーからの乗り換えがもっとも多かった。
その他の車種を見てみると、以前まではノア/ヴォクシーとともに3兄弟としての一角を担っていた、生産終了モデルの「エスクァイア」がランクインしている。
また、同じく終売している「エスティマ」「ウィッシュ」といった、トヨタ製ミニバンからの乗り換えも多い。
メーカーで見てみると、4代目ノア/ヴォクシーではおよそ8割の人がトヨタ車から乗り換えており、圧倒的であった。
ノア/ヴォクシーに抱くイメージは?
では、ノア/ヴォクシーを購入した人たちは、それぞれどんなイメージを持って選んでいるのだろうか。「購入車にあてはまるイメージ」では、ノアとヴォクシーではっきりとキャラクターが分かれる結果となった。
項目を左側から見ていくと「家庭的」「安定感」「親しみやすい」「信頼」といった項目においては、ノアのほうがヴォクシーよりスコアが高くなっている。まさにミニバン、ファミリーカー的な優しい雰囲気を身にまとっていると言えよう。3代目であるか4代目であるかよりも、ノアかヴォクシーかによる違いが大きい。
表の右側に目を移すと「かっこいい」「都会的」「高級」「若々しい」「スポーティ」で、ヴォクシーのスコアの高さが目立つ。ヴォクシーは、見た目の印象や雰囲気を重視する人に選ばれているのだ。
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