2輪世界最大排気量「ロケット3ストーム」の凄み クルマ並みの排気量2.5L、最新型トライアンフ
新型モデルの外観は、個性的な顔付きを生むツインLEDヘッドライトなど、基本的な装備は従来モデルを継承しつつ、各部をブラック仕様に変更している。インテークカバーやマフラーエンド部などにはブラックパウダーコーティング、フットレストやブレーキペダル、ギアペダルなどはブラックアルマイト仕上げとすることで、さらなる高級感を演出する。
また、容量18Lの大型タンクには「Storm」のロゴを追加。車体色は、Rに「カーニバルレッド×サファイアブラック」「サファイアブラック×グラナイト」「サテンパシフィックブルー×マットサファイアブラック」の3色を設定。GTのカラー設定も同様だが、タンクのカラー分割を逆にすることで、Rとの差別化も図っている。
車体とパフォーマンス
車体サイズは、Rが全長2365mm×全幅920mm×全高1125mm、ホイールベース1677mm。GTは全高1183mmで、そのほかのサイズはRと同じだ。いずれも、バイクとしては比較的大柄な車体。しかも燃料タンク下に鎮座する巨大な2.5Lエンジンが、否が応にも見る者へこのバイクの存在をアピールする。
ちなみに今回のショーでは、ロケット3ストームRが展示されていたが、実際に見る世界最大排気量のバイクは、新型で施したブラック基調のカラーにより、ワイルド感がよりアップした印象だ。とくにエンジンは、写真などで見るよりも巨大で、威圧感さえ覚える。
また、展示車は、走行こそできなかったが、停車状態で実際にまたがることもできた。ワイドなバーハンドルを握ってみると、かなりゆったりとしており、腕に余計な力が入らないであろうことがうかがえる。また、巨大な車体ながら足つき性も良好。身長165cmの筆者では、両足を地面に着けるとつま先立ちになるが、片足なら踵までベッタリ。ただし、Rの車両重量は317kg(GTは320kg)。せまい駐車場で押して移動する時などは、かなり苦労しそうだ。
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