大阪メトロ江坂駅、御堂筋線「北の重要拠点」の今 箕面萱野まで延伸した北大阪急行との接続駅

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「駅長」と書いたが、実は大阪メトロには「江坂駅長」という役職はなく、中島さんの正式な役職名は「梅田管区副管区駅長」という。梅田駅以北の梅田管区に3人いる副管区駅長の1人で、江坂駅と南隣の東三国駅を担当しており、江坂駅に常駐しつつ必要に応じて東三国駅に向かう。

江坂駅 中島駅長
江坂駅の駅長を務める中島敏文さん。25年前は駅員として同駅に勤務していた(撮影:伊原薫)

「江坂駅で乗降されるお客さまの層としては、ビジネスマンが多いですね」(中島さん)。江坂駅の周辺はかなりのビジネス街で、ダスキンをはじめ大企業の本社などもある。ラッシュアワーを過ぎてもスーツ姿の利用者が多いのは、そうしたオフィスに出入りする人たちなのだろう。

江坂駅 ウエストサイドストリート
江坂駅の西側にある「江坂ウエストサイドストリート」。飲食店や商業施設が軒を連ねる(撮影:伊原薫)

一方で、昼間や土曜・休日は買い物客と思しき人の利用も多い。近くに布地を取り扱う有名な店があるほか、新御堂筋の1本西側は「江坂ウエストサイドストリート」と名付けられ、飲食店などがにぎわいを見せる。

大阪メトロのなかでも大きな駅

「実は、私は25年ほど前に江坂駅に勤務していたことがあるんです。駅前の『ハンズ』(当時は東急ハンズ)が当時は大阪で唯一の店舗だったこともあって、その頃から栄えているエリアだという印象です」(中島さん)

ちなみに、江坂駅の利用者数は、乗車と降車を合わせて1日あたり約8.2万人(2023年11月の調査)。御堂筋線で特に利用者が多い梅田―なんば間や天王寺駅には及ばないものの、それ以外では新大阪駅(約14.0万人)に次ぐ規模で、なかもず駅(約6.9万人)よりも上となる。大阪メトロ全体で見ても、かなり大きな駅なのだ。

江坂駅 ハンズ
2023年に開業40周年を迎えたハンズ。この風景は昔と変わらない(撮影:伊原薫)
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