金融大混乱でFRBがゼロ金利政策長期化、ゴールドマンは年後半のQE3を予想



 
 「今回のFRBの声明は、FRBが景気に対して当社の想定以上にハト派寄りになったことを示している」とし、今年年末にかけて失業率が横ばいないし上昇するとのゴールドマンの予想を前提とすれば、QE3実施の可能性が高いと見ている。

ただ、QE3の実施にはインフレ高進リスクもあり、FOMC内部での反対票増加も予想される。そのため、QE3の実施に際しては、「インフレ高進リスクが高まった場合に資産購入やバランスシートの大きさを見直す旨の保険的な見直し文言を抱き合わせる必要があるだろう」(丸山氏)との予想もある。

当面、米国の経済指標とともに、8月26日に予定されているバーナンキ議長のジャクソンホールでの講演で、どのような認識が示されるかに注目が集まる。また、次回のFOMCは9月20日に予定されている。

(中村 稔 =東洋経済オンライン)

photo:AgnosticPreachersKid CC3.0 BY-SA
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