カワサキ「Z7ハイブリッド」バイク電動化の未来 発売目前の新型バイクから電動化戦略を考える
Z7ハイブリッドは、カワサキが「スーパーネイキッドZ」と呼ぶシリーズのスタイルを踏襲したモデルだ。900ccの「Z900」を筆頭に、650ccの「Z650」、400ccの「Z400」、250ccの「Z250」など、豊富なラインナップを誇るのが同シリーズ。いずれも高い動力性能を持つエンジンと、アグレッシブなスタイルが特徴で、世界的に人気が高い「ストリートファイター」と呼ばれるジャンルに属する。とくにフロントのミニカウルを擁したフロントフェイスが印象的で、さながら野獣のような雰囲気を演出。それでいて、アップライトなポジションを生むバーハンドルなどにより、公道でも乗りやすい特性を持つことも人気の秘密だ。
会場に展示されたZ7ハイブリッドの外観も、そんなスーパーネイキッドZシリーズのスタイルを身にまとっていることが印象的だった。フロントからリアにかけてのシャープなフォルム、先端が尖ったシートカウルなどがスポーティさを醸し出す。また、高いグリップ位置となるバー形状のハンドルは、市街地から長距離ツーリングまで、幅広いシーンで快適なライディングポジションを提供することを想起させる。しかも燃料タンクから伸びたシュラウドと呼ばれる左右のカウリングには、「Z HEV」のロゴが鎮座。このバイクが新世代のハイブリッドモデルであることを強調する。
Z7ハイブリッドのサイズについて
車体サイズは、全長2145mm×全幅805mm×全高1080mm、ホイールベース1535mm。車格的には、中間的排気量となる600ccあたりのミドルクラスのバイクと同等のようだ。
ちなみに兄弟車となるフルカウルのニンジャ7ハイブリッドは、全長2145mm×全幅750mm×全高1135mm、ホイールベース1535mm。全長とホイールベースは両モデル同じで、全幅はZ7ハイブリッドが55mm広く、全高はニンジャ7ハイブリッドのほうが55mm高い設定だ。
また、シート高が795mmというのも両モデル共通で、足つき性は比較的いいことが予想できる。さらに車両重量はZ7ハイブリッドが226kg、ニンジャ7ハイブリッドが228kgだから、車体の重さもほぼ同等だ。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら