カワサキ「Z7ハイブリッド」バイク電動化の未来 発売目前の新型バイクから電動化戦略を考える

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Z7ハイブリッドのフレーム構造
Z7ハイブリッドのフレーム構造(写真:カワサキモータースジャパン)

フレームには、Z650などに採用されている、独自のトレリスフレームを採用。スチール製ながら軽量な車体は、軽快なハンドリングなどに貢献する。足まわりは、インナーチューブ径41mmの正立式フロントフォークと、リンク機構を持つニューユニトラック・リアサスペンションを搭載。ブレーキは、フロントが外径300mmのダブルディスク、リアには外径220mmのシングルディスクを装備する。タイヤサイズは、前120/70ZR17、後160/60ZR17で、足まわりの主な装備もZ7ハイブリッドとニンジャ7ハイブリッドはほぼ共通となっている。

システム最高出力69PSのパワートレイン

Z7ハイブリッドのエンジンまわり
Z7ハイブリッドのエンジンまわり(筆者撮影)

一方、注目のパワートレイン。まず、エンジンには、451cc・水冷4ストローク並列2気筒を採用。これに4輪車のEVなどにも採用される交流同期モーターをコンビネーションする。また、走行用バッテリーは、50.4Vのリチウムイオン式だ。

Z7ハイブリッドのハイブリッドシステム概要
Z7ハイブリッドのハイブリッドシステム概要(写真:カワサキモータースジャパン)

エンジンのスペックは、最高出力43kW(58PS)/10500rpm、最大トルク43N・m(4.4kgf・m)/7500rpm。また、水冷式モーターは、最高出力9.0kW(12PS)/2600~4000rpm、最大トルク36N・m(3.7kgf・m)/0~2400rpmを発揮する。そして、これらのマッチングにより、システム最高出力は51kW(69PS)/10500rpm、システム最大トルクは60N・m(6.1kgf・m)/2800rpmを実現している(エンジンやモーターの形式やスペックなども、Z7ハイブリッドとニンジャ7ハイブリッドは同じ)。

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