では、具体的にどのようなスキルがあるのでしょうか。
お笑い芸人は「4回お礼をする」
まず、最初にお伝えしたいのは、これから配属されてからの順応期で起こるイベント代表としては、「歓迎会」「先輩との飲み」が想定されます。このイベントで簡単に使えるノウハウをお伝えします。
私がお笑い芸人だった頃、芸人の先輩から教えてもらった「4回のお礼」についてお伝えします。実は、4回のお礼すべてに目的や意図が存在し、あまりに計算し尽くされており唸ったのを覚えています。
・「目的1」:レジ前でお店にいるお客さんに聞こえるように大きな声でお礼を伝えることで、上司(先輩)の承認欲求を満たす
・「目的2」:お店の外で、改めて上司(先輩)に対して目を見てお礼を伝える
・「目的3」:家族やパートナーとの話題の一つとしてもらう(遅くなった言い訳にもなる)
・「目的4」:職場の人に聞こえるような大きな声でお礼を伝えることで、上司(先輩)の承認欲求を満たす
さらに「お礼4」のタイミングで、お礼とともに「またご一緒させてください」の一声を伝え、「次はいつごろ行きますか?」と次の予定入れることも可能です。
ちなみに、この4回のお礼は、時代的に飲みの文化が徐々に衰退していることから失われてきている礼儀作法です。
だからこそ、4回のお礼を使うことで劇的にその他大勢との差別化が見込め「相手から印象に残る」こと間違いなしです。
ちなみに、私はご馳走した後輩や部下から「お礼」が1回もない場合、その後輩を二度と誘いません。
なぜかというと、相手に対して敬意がないからだけでなく、私との飲みの席がまったく楽しくなかった可能性があるからと勘繰ってしまうためです。時代ですね……。
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