「この木なんの木」と深い縁、ポール与那嶺の半生 ポール与那嶺さんにインタビュー(前編)

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彼はアメリカが強い国である理由は多様性があるからだと言うんですね。そのダイナミズムの中に日系コミュニティーも含まれるから強い国になったんだと。

彼はアメリカ人としてアメリカ合衆国のためになんでもやりたいという意識があった。そのダイナミズムを維持するためにも、日系コミュニティーは継続し成功しなければいけない。

どのエスニックコミュニティーも重要

日系人だけでなく、中国系、韓国系、どのエスニックコミュニティーも重要であるという発想ですよね。それにものすごく感激しました。奥さまのアイリーンさんは、日米間をもっと密な関係にして両国でウィンウィンになる仕組みにしていきたいという思いでした。

アイリーンさんが亡くなる1週間前に私に連絡があり、米日カウンシルの理事長をやってくれないかと言われて。2年間務めましたが、私にとって非常に意味のあることでした。

(後編は3月29日に配信予定です)

座安 あきの Polestar Communications社長

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ざやす あきの / Akino Zayasu

1978年生まれ、沖縄県出身。2006年沖縄タイムス入社。編集局政経部、社会部を経て09年に朝日新聞福岡本部・経済部出向。出産育休後、保育や学童、労働、障がい者雇用問題などの取材を担当。連載「『働く』を考える」が貧困ジャーナリズム大賞2017特別賞受賞。20年3月末に新聞社を退職し、現在、Polestar Communications社長、Polestar Okinawa Gateway取締役広報戦略支援室長。執筆取材活動を通じ、沖縄を介してアジア展開を目指す企業の人的ネットワークの構築や商品・ブランド開発を支援している。

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