大谷妻「真美子さん」報道に危うさしか感じぬ理由 メディアの信頼性を測るリトマス試験紙になる

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真美子さんは今、最も多くのことを報じられている日本人女性であり、そのプレッシャーとストレスを他人が推し量ることは不可能。しかも自分から「私でよければどんどん報じてください」などとウェルカムの意思を示したことはないだけに、メディアのモラルが問われています。

大谷夫妻が心を閉ざす可能性も

同じ国民的アスリートの元メジャーリーガー・松井秀喜さんの妻は2008年の結婚以来、名前や顔が明かされていません。さらに言えば、2人の子どもたちも同様であり、これが「アメリカではこれくらいの報道は普通」という声に違和感を抱く理由の1つです。

ただ、大谷夫妻は松井さんほどプライバシーを守ろうとしているわけではないでしょう。どちらかと言えば、人気球団の看板選手としてファンのニーズに応えるために自然な露出を心がけているようにも見えます。

大谷夫妻がそんな穏やかなスタンスを採っているにもかかわらず、真美子さんに関するメディア報道がさらに過熱したら、警戒心が高まっても不思議ではありません。もし「アメリカのメディアには出るが日本のメディアには極力出ない」、さらに「2人で日本に帰国したがらない」という悲しい事態につながったら、それこそ日本人にとっての損失でしょう。

たとえば、家族や親族、実家のご近所さん、学生時代の同級生や教師、かつてのチームメイトや対戦相手、元恋人など、周辺人物のもとに大挙してコメントを取ろうとする。あるいは、真美子さんが過去に発したコメントや、写真・動画などを血眼になって探し、「だからこういう人」という記事を報じる。大谷選手も真美子さんも「人間ができている」「非の打ちどころがない」などと繰り返し称えられていますが、“聖人化される”という形で追い込まれた2人が心を閉ざしてしまう可能性はゼロではないでしょう。

もし今後も目先の数字を取るために、真美子さんの記事を量産するメディアがいたら、信頼性という点でブランディングは悪化していくのではないでしょうか。同じ“アスリート夫妻の報道”という点では、羽生結弦さんの離婚があったばかりであり、理由のひとつにメディア報道があげられていました。

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