中国企業傘下の名門「ロータス」、上場で復活狙う EV専業メーカーに衣替え、日本にも新車投入へ

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ロータスはEV専業の高級スポーツカー・ブランドとして復活を目指している。写真は2023年9月に発表したEVスポーツセダン「エメヤ」(同社ウェブサイトより)

イギリスのスポーツカーブランドの「ロータス」が、2月23日、アメリカのナスダックに上場した。同ブランドは紆余曲折を経て、現在は中国の民営自動車大手、吉利控股集団(ジーリー)の傘下にある。

今回ナスダックに上場したのは、ロータスの高級EV(電気自動車)部門として設立された子会社の「ロータス・テクノロジー」だ。同社は特別買収目的会社(SPAC)との合併により上場し、初日の株価の終値は13.8ドル(約2077円)、時価総額は92億9400万ドル(約1兆3988億円)となった。

2017年に吉利が子会社化

ロータスが2023年12月に開示した資料によれば、同社は上場直前の企業価値を60億7000万ドル(約9136億円)と見積もっており、上場後の時価総額はそれを大幅に上回った。

(訳注:ロータスの株価はその後に大きく値下がりし、3月4日時点の時価総額は45億1200万ドル[約6791億円]に縮小している)

1948年にイギリスで創業したロータスは、1982年に創業者が亡くなった後に経営危機に陥り、親会社が何度も変わった。1996年からマレーシアの自動車メーカー、プロトンの傘下に入ったが、2017年に吉利がプロトンの株式の49.9%を買収した際、ロータスの株式の51%を取得して子会社化していた。

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