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誤算続きのキオクシアは上場で飛躍できるのか 2兆円で買収されたが想定時価総額は7500億円

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キオクシアの北上工場(岩手県)の第2製造棟
今夏に完成したキオクシアの北上工場(岩手県)の第2製造棟。2025年秋に稼働を見込む(編集部撮影)

半導体メモリー大手のキオクシアホールディングスが12月18日に東京証券取引所のプライム市場に上場する。本稿執筆時点で公募価格は未定だが、想定される時価総額は約7500億円だという。

キオクシアは2020年にも上場申請まで行ったが、株式市場の動向や新型コロナの再拡大の懸念などを理由に中止した。当時の想定時価総額は約2兆円だったから、半分以下になった計算だ。

東芝がキオクシアの前身となる東芝メモリを設立したのは17年。不正会計問題が落ち着き始めた東芝だが、米原子力子会社が経営破綻したことで17年3月末に債務超過に陥った。メモリー事業の売却益で債務超過を解消する、その準備のための企業分割だった。

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