「年をとっても成果を出せる人」がやらないこと 無意識のうちに難しい道を選んでしまうあなたへ

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年齢とともに体力も落ち、集中力もなくなってきます。そんな状態で今まで通りに物事を進めれば、当然、時間はかかり、成果のクオリティは下がります。うまくいかない自分、うまくいかない結果にイライラしてストレスが増大します。

「多少大変でも厳しい道を進むべき」「頑張ればなんとかなる」というやり方はもう通用しません。いい結果を残したいと思ったら、できるだけ楽で成果の上がる方法を見つけましょう。長年頑張ってきた経験があるのですから、自分では楽をしたつもりでいても、きっと悪くはない結果が得られるはずです。

楽をするのはズルでもサボりでもない

昔の話ですが、私は27歳のときに『受験は要領』という本を書いたことがあります。高校生の頃は劣等生だった自分が、現役で東大理Ⅲ合格を果たすことのできた効率のいい勉強法を公開したものです。

「受験勉強は基礎からコツコツと積み上げていくもの」という当時の常識を覆して、点数アップにつながる受験勉強のための秘訣を伝授したのですが、当時は昭和末期、まだまだスパルタ教育の名残があった頃だったせいか、「そんなやり方では子どもがダメになる」「考える力がなくなる」と酷評も受けたものです。

もっと前の時代、スポーツの世界では「練習中に水を飲んではいけない」と言われていたものです。けれども、その後、「あれは間違いだった」「水は飲んだほうがいい」と否定されるようになりました。

それなのに、勉強に関してはそれ以前からの考えが根づいていて、「成績が上がらなかったらもっと勉強しなさい」という根性論が幅をきかせていました。いえ、当時だけではなく今でもまだその傾向があります。

けれども、冷静に考えてみてください。「頑張って勉強しているのに成績が上がらないということは、やり方が間違っているのではないか」と、なぜ思わないのでしょう。

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