医師が解説「16時間断食」をうまく続けるコツは? 空腹の時間を作ることでオートファジーが活性化

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K:辛くないなら、便秘じゃないんですね! あとは、気づくと1日2食が麺類や丼もので炭水化物を多く摂りがちですが、一生続けるなら、栄養バランスも意識したほうがいいですよね?

先生:炭水化物は安くてお腹がいっぱいになるし、アクセスしやすいから、こんなにいい食べ物はありません。もちろんそればかり食べていたら健康を害するのは事実ですが、言い始めるとキリがないんですよね。

だから、16時間断食は“時間にフォーカスした栄養学”と割り切って、シンプルに断食を16時間できればいい、これくらいの心積りで続けるのがいいと思いますよ。

(画像:LEON編集部)
● 青木 厚(あおき・あつし)
医学博士。あおき内科・さいたま糖尿病クリニック院長。自治医科大学附属さいたま医療センター内分泌代謝科などを経て、2015年、青木内科・リハビリテーション科(2019年に現名称に)を開設。糖尿病、高血圧、高脂血症、生活習慣病が専門。糖尿病患者の治療に著書の食事術を取り入れ、インスリン離悦や薬を使わない治療に成功するなど成果を挙げている。自身も40歳の時に舌がんを患うも完治。食事療法を実践してガンの再発を防いでいる。ライザップの医療監修ほか、「行列のできる法律相談所」(日本テレビ)、「直撃!コロシアム!ズバッとTV」(TBS)などメディア出演多数。

「空腹」こそ最強のクスリ

「16時間断食」(1日16時間は食べない食事法)は、最新医学エビデンスに基づく本当に正しい食事法。「何を食べるか」ではなく、「食べない時間(空腹の時間)を増やす」たったこれだけがルール! 睡眠時間を上手に組み合わせて「1日16時間は食べない」だけで、細胞内の悪いタンパク質や細菌が除去され、全身の細胞がみるみる修復。この「16時間断食」なら、炭水化物も、脂肪も、甘い物も、お酒も、我慢せず好きなだけ食べられるからストレスなく健康になれます。

「1日3食しっかり食べているのに、なぜか体がだるい、疲れている」「健康によいとされる食べ物を摂取しているのに、ぜんぜん効果が現れない」「カロリー計算や食事の種類に気を遣うのは、性格的にめんどくさい」「薬やサプリに頼らず、怖い病気を予防し、持病を改善させたい」。そんな方はぜひ、「空腹パワー」を利用した食事法=「16時間断食」を試してみてください。青木厚・著 アスコム 1540円(税込)

『「空腹」こそ最強のクスリ』(アスコム)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします 

イラスト/STOMACHACHE. 
文/大塚綾子 編集/菊地奈緒(LEON.JP)

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