東大生がやってる頭が良くなるたった1つの習慣 「すぐに理解する人」「理解が遅い人」の小さな差
ここで説明されているとおり、「なぜ?」という疑問は、相手との無言のキャッチボールになります。大抵の場合、パッと思いつく質問の答えは、後で話してくれるものが多いです。
生徒「(ペリーというのはどの国の人で、どんな目的で来航したんだろう?)」
なんて考えていると、「あ、ペリーはアメリカの人で、目的は日本を開国させて貿易をすることだった」と、その後で説明をしてくれる場合が多いです。
または、一瞬疑問に思ったとしても、「あ、そういえばさっきペリーの目的については語っていたな」と、前に説明してくれたことを復習することになるかもしれません。
「問い」と「答え」で情報を整理し、記憶にとどめる
実はこれだけで、情報が頭の中で整理されていきます。なぜなら、「問い」と「答え」の形式は、整理しやすく、また記憶に残りやすいからです。
例えば、疑問を持たずに相手の話を聞いていると、「この時代、アメリカは日本と貿易したかった」という情報だけが頭に入って、これが何に紐付いた情報なのかがわからなくなってしまい、すぐに忘れてしまいます。
逆に、「この時代、アメリカは日本と貿易したかった。だから、アメリカは日本を開国させたかった。だから、ペリーは日本に開国を要求して来航した」と、バラバラの情報を問いと答えの形式で整理することで、情報が整理されるのです。
いかがでしょうか? 考えるというのは、問うことと同義だと思います。
だって、何かを考えているときって、疑問の答えを考えているときですよね。「なんでこんなことが起こったんだろう?」「どうして自分はこんなことをしてしまったんだろう?」というように、問いがあって初めて「考える」という行為が成立します。逆に、「問いがない考え」なんてないのです。
ですから、問いを考えながら話を聞くというのは、そっくりそのまま、相手の話を考えるということになります。みなさんもぜひ、参考にしてみてください。
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