「原田泰造」が多様性系ドラマで重宝されるワケ 「おっパン」でも見せる悩めるおっさんの進化

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原田泰造
50代の悩める”おっさん”を演じる原田泰造(写真:東海テレビ「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」の公式サイトより)

2024年、1月期の連続ドラマもほぼ出揃った。玉石混交のなか、強く推したい一作がある。ネプチューンの原田泰造主演の『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』(フジテレビ系 制作:東海テレビ、土曜23時40分)――略して『おっパン』だ。

価値観をアップデートしようと奮闘する物語

タイトルをまず見たとき筆者は『おっさんずラブ』(テレビ朝日)に寄せてきちゃって……と軽く受け止めていたのだが、そのことをまずは謝りたい。正直、最初は期待していなかったのだが(だってタイトルがふざけ過ぎ。おっさんのパンツってなんだよ?と)、原田泰造が主役のドラマは『編集王』(2000年フジテレビ)からずっと間違いないと思い直し、試しに見たところ、連続視聴を決定することにした。

『おっさんずラブ』(現在、続篇『おっさんずラブ−リターンズ−』(金曜23時15分が放映中)は、おっさん自身が独自の価値観や愛を貫き通す物語であり、『おっパン』は、昭和の価値観を持った50代のおっさん(原田泰造)が令和の価値観にアップデートしようと奮闘する物語なのである。

そういう意味で幅広い層に受けそうだから、タイトルで食わず嫌いしないでほしい。ちなみにタイトルの「おっさんのパンツ」の意味は第3話で回収されている。

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