「理想の家にするはずが…」家づくりの5大NG行動 「間取りにこだわる」「余計な窓の設置」の他は?

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

そこで、おすすめしたいのが、「可変性のある間取り」です。ハウスメーカーから間取りを提案されたら、「将来的に追加で収納を設けられる余白スペースがあるか」を確認しておくと安心です。収納が不足するというリスクを軽減することができます。

また、物を整理していくと、常に室内に置いておかなければならない物は意外と少ないことに気が付きます。その場合は、庭に物置きを設置して、屋外で大丈夫な物はそこに収納してしまうのもアリでしょう。

余計な窓を設置してはいけない

今は昔と違い、窓を開けて換気することはあまりありません。日本の住宅には、24時間換気システムという設備が義務づけられているため、窓を開けずとも換気ができるからです。

しかし、日本では「風が通らないと湿気が抜けない」「湿気が抜けないと室内がカビる」という考え方が根強く、東西や南北など、直線で風が抜けるように窓を配置することが今も多々あります。この考えは、時代遅れです。日本は高温多湿であるうえ、花粉の影響もあるので、窓を開けて外の空気が気持ちいいと感じる期間は、実は年間を通じてかなり短いのです。

窓を開けて換気できますか?(図版:Isshiki)

そのため、しっかりと時代を捉えている住宅営業マンや設計士ほど、一部の例外を除いて、通風用の窓を設けることはあまりしません。余計な窓を設置すると、家の断熱性能の低下にも繋がります。

次ページ実際の畳数以上に広く感じる家にするには
関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事