「理想の家にするはずが…」家づくりの5大NG行動 「間取りにこだわる」「余計な窓の設置」の他は?

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

たとえば、「20畳のリビングが欲しい」という要望は、突き詰めていくと、その目的は結局「リビングを広くしたい」ということです。その方法としては、実際に20畳のリビングを設けるという手段以外にも、下記のようなたくさんの手段があるのです。

●視覚的に広く見せる方法
・ハイドアを採用する
・室内に多少の高低差を設けてメリハリを付ける
・フローリングの素材を切り替える
・ウッドデッキもしくはタイルデッキと室内床を繋げる
●空間を広く見せる方法
・リビングに収納を設けてスッキリさせる
・天井高を高くする
・横に長く大きな開口(窓)を設ける

ネットの情報などを参考にして、問題を解決する手段の引き出しを増やすこと自体はよいことだと思います。

ただ、手段のみを積み重ねてしまうと、せっかくの注文住宅なのに、よくある建売住宅のような間取りになってしまうこともよくあります。間取り迷子になって後で後悔しないようにするためにも、ネットの情報は「一つの引き出し」程度にとどめるとよいと思います。

土地を自分で探してはいけない

土地から購入して家づくりをする場合、多くの人が自分たちで土地を探した後、ハウスメーカーを選ぼうと考えます。しかし、ほとんどの場合、このやり方はおすすめできません。

土地から購入する場合は、まずハウスメーカー選びから始めるのがおすすめです。ハウスメーカーに土地探しを依頼しても、手数料はかかりません(ハウスメーカーの収益源はあくまで建物であるため、土地探しはボランティアになります)。そのため、選んだハウスメーカーに、土地探しを「丸投げ」してしまうのが、賢い土地の探し方といえます。

(イラスト:ひらのんさ)
次ページ収納スペースを大きくするほど物は増える
関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事