誰でも「仕事の"プロ"に変わる」共通5大ステップ つんく♂流「凡人が天才に勝つ」意外な方法は?

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凡人が天才に勝つためのステップ⑤くじけそうになったら、「3歳のころの無限の夢」を思い出す
みなさんの子どものころの夢は何でしたか?(中略)
「夢を頭に思い浮かべること」はとても大事だなと僕は思うんです。(中略)
幼い子どもの「仮面ライダーになりたい!」「鳥になりたい!」という思いには、天才的な無限の発想力があると思っています。(65ページより)

なるほどそのとおりだが、歳を重ねて現実を知っていくに従って、夢は夢でしかないと実感するようになるのも事実。

しかし、つんく♂さんは、あえて次のように主張するのだ。

大人になったあなたが成功に近づくためには、経験を積み、数をこなし、自分のレベルを上げていくことが必要となるわけです。
そして、「成功を実現するためのカギ」となるのは何か――。
それは、誰しもがもっていたはずの、子どものころの「天才力」です。
奇をてらうとか、人に逆らうとか、そんなチープな発想ではありません。
無謀でもいいから、子どものころの真っ直ぐ素直な気持ちから生まれた「ああなりたい!」「こうしたい!」「あれがほしい!」という発想を大事にしてほしいんです。(70〜71ページより)

一見すると幼稚にも見える「天才力」を、閉じ込めずにじわじわ発酵させていくべきだということだ。

どんな仕事にも応用できる考え方

お気づきの方もいらっしゃるだろうが、これら「凡人が天才に勝つためのステップ」には重要なポイントがある。

凡人が天才に勝つ方法: 自分の中の「眠れる才能」を見つけ、劇的に伸ばす45の黄金ルール
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つんく♂さんが携わっているようなクリエイティブワークだけではなく、すべての仕事に応用できる考え方であるという点だ。

それは前述した「天才」と「プロ」、「アーティスト」と「職人」との関係を思い出していただければわかりやすいだろう。

どんな仕事であれ、もし「天才」でなければ成し遂げられないものだとすれば、成功にたどり着ける人は限られることになる。

だが「プロ」であることを基準とするならば、それはどのような仕事にも応用できるわけだ。

どのような仕事であれ、自分が「凡人」であることを認めたうえで、その仕事の「職人」になればいいのだから。

印南 敦史 作家、書評家

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いんなみ あつし / Atsushi Innami

1962年生まれ。東京都出身。広告代理店勤務時代にライターとして活動開始。「ライフハッカー・ジャパン」「ニューズウィーク日本版」「サライ.jp」「文春オンライン」などで連載を持つほか、「Pen」など紙媒体にも寄稿。『遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣』(PHP文庫)、『いま自分に必要なビジネススキルが1テーマ3冊で身につく本』(日本実業出版社)『「書くのが苦手」な人のための文章術』(PHP研究所)、『先延ばしをなくす朝の習慣』(秀和システム)など著作多数。最新刊は『抗う練習』(フォレスト出版)。

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