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650馬力「IONIQ 5N」でヒョンデは何を目指すか? オソロシイほどの走りが見せる「新たな顔」

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Nレース、Nペダル、Nドリフト・オプティマイザー、Nトルクディストリビューション……と、Nの名がつく制御や機構・機能は、枚挙にいとまがない。

中も「Nロードセンス&トラックSOC」は、2つの機能からなる。「Nロードセンス」は、ナビとドライブモードを連動させ(欧州仕様)、片側2車線のワインディングロードに入ると、スポーティな「N」というドライブモードが作動する。

「トラックSOC:State-Of-Change」はサーキット走行時、周回ごとにバッテリー消費を計算しつつ、冷却などを含めて常にバッテリーが高性能を発揮できるような状態を保つ機能だ。

EVならではの緻密な制御と独自の走行支援システムで楽しませてくれる(写真:Hyundai Mobility Japan)

その気になれば「慣れていない人でもドリフト走行を楽しめる」(前出のビアマン氏)という「ドリフト・オプティマイザー」のおかげで、リアがすーっと外に膨らんでいく走りも味わる。

これを、「ドライブゲームのような感覚」といってしまうと身もふたもないが、とにかく“曲がる”のが楽しい。

「最高速を競っても限界があるのでしょうがない」とは、かつてランボルギーニのエンジニアリング・トップが語ってくれたこと。たしかに“曲がる”ほうなら、速度に関係なく自分のペースで楽しめる。知人から聞いたところによると、その人の友人のフェラーリ乗りが、早くもIONIQ 5 Nの予約を入れたとか。

300km/hスケールのスピードメーターで、モーターやバッテリーの温度なども表示される(写真:Hyundai Mobility Japan)

ニッチか? それとも先手なのか?

「BEVのニッチをしっかり掴んでいる」と、いえるかもしれない。いや、ニッチ(すきま)でなく、意外に大きな可能性を秘めた「マーケットに先手を打つモデル」といったほうが、より正確だろうか。

価格は本国では税込み7600万ウォン(約880万円)。日本には、ヨーロッパと北米に続いて、2024年上半期にお目見えとのことだ。そのあと中国が続く。

ニッチなようで、世界戦略車。ヒョンデの新たなる”本気“を垣間見た。

【写真を見る】650馬力「IONIQ 5N」でヒョンデは何を目指すか? オソロシイほどの走りが見せる「新たな顔」(70枚)

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