季節外れの暑さが一転「急に寒くなった」根本原因 暖冬になるのか、寒いのか?この冬の最新予報

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一方、以下が東京で木枯らし1号が吹いた13日の天気図です。西に高気圧、東に低気圧がある「西高東低」で、冬型の気圧配置ともいわれます。

11月13日の天気図(出典:weathermap)

等圧線(白い線)に沿って、北よりの風が強く吹き、寒気が南下します。日本付近には、この時期としては強い寒気が流れ込みました。短い期間で対照的な気圧配置になったことが、急激な気温変化をもたらしたのです。

急な寒さは今後も続くのか?

気象庁の3か月予報によると、この冬は全国的に暖冬になりそうです。

3か月予報(12月の平均気温)(出典:weathermap)

 

3か月予報(1月の平均気温)(出典:weathermap)

平均気温は12月も1月も、北日本から西日本にかけて平年並みか高いでしょう。2月も暖冬になりそうです。日本には北からの寒気が流れ込みにくく、南からは暖気が流れ込みやすいと予想されるためです。詳しくは以下をご覧ください。

(関連記事:今後は寒くなる?気になる秋冬の気温を徹底解説

平年と比べると気温が高い冬になりそうですが、やはり冬なので寒さ対策は必要です。

11月中旬のように、一時的に強い寒気が流れ込み、急に気温が低くなることがあります。大雪のおそれもあります。暖冬でも、防寒や雪への備えはしておいたほうがよさそうです。

久保井 朝美 キャスター、気象予報士、防災士

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くぼい あさみ / Asami Kuboi

愛知県岡崎市出身。9月20日(空の日)生まれ。NHK総合「サタデーウオッチ9」気象キャスター。父の影響でよく登山をしていて、天気に興味を持つ。農業の経験や番組で気象情報を担当したことから、気象と生活・経済との密接な関係を実感し、気象予報士の資格を取得。子どもからお年寄りまで分かりやすく、命を守る情報を伝えるため、テレビに出演、全国で講演を行なっている。趣味は、お城めぐり、アニメ。2021年「美人すぎるお天気キャスターランキング」1位に選出。

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