季節外れの暑さが一転「急に寒くなった」根本原因 暖冬になるのか、寒いのか?この冬の最新予報

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札幌は4.5℃で、12月上旬並みです。関東から九州は15℃前後のところが多く、約1週間前に30℃以上の真夏日だった熊本は14.5℃でした。ノースリーブで過ごせる暑さから一転、昼間も上着が必要な肌寒さになり、服装に悩んだ方が多かったのではないでしょうか。

そして、13日夜から14日朝にかけては、寒気と放射冷却によって強く冷え込み、14日の最低気温は、東日本と西日本を中心に平年より大幅に低くなりました。

11月14日の最低気温(出典:weathermap)

長野は-0.5℃を観測し、今シーズン初めて最低気温0℃未満の冬日になりました。東京は5.9℃、名古屋は4.8℃まで下がり、ともに12月上旬並みです。水戸や宇都宮、甲府で初霜が観測され、甲府では初氷も観測されました。急な寒さに見舞われて、体調を崩した方もいたようです。

急な気温変化の原因は気圧配置

以下は、全国304地点で11月の観測史上1位の最高気温となった、11月3日の天気図です。南に高気圧、北に低気圧がある「南高北低」で、気温が上がる典型的な気圧配置です。

11月3日の天気図(出典:weathermap)

空気は、気圧が高いほうから低いほうへ流れるため、南から暖かい空気が流れ込みやすくなりました。また、地球温暖化とエルニーニョ現象の影響で、日本付近は地上だけではなく上空まで温度が高くなっています。

このため、11月としては記録的な高温になりました。

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