小日向文世、69歳の今思う「みっともなくていい」 自分をさらけ出して頑張っている人はカッコいい

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世界中で上演されている、笑いありサスペンスありのクリスマス・ファンタジーが再再演。小日向文世「ダメオヤジたちの“わちゃわちゃ”を楽しんでください」(写真/内田裕介<Ucci>)
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優しく微笑んでいながら腹には一物ありそうな人物を演じさせるならこの人、小日向文世さん。普通っぽい佇まいも、唯一無二の個性と感じさせる稀有な存在です。そんな彼と、負けず劣らず個性的な“オヤジ”俳優陣による舞台が上演されます。ダメで愛しい登場人物たちが織りなす物語と、演じる小日向さんの意気込みとは──。

レジェンド“オヤジ”俳優にまた会える! 伝説の舞台を再再演

日向文世、高橋克実、浅野和之、大谷亮介、平田満という、演劇界を代表する俳優による舞台『海をゆく者』が、12月7日から東京・PARCO劇場を皮切りに上演されます。アイルランドの気鋭の劇作家、コナー・マクファーソンが手がけた「21世紀のクリスマスキャロル」と評される傑作で、2006年に発表して以来、世界中で上演されている、笑いありサスペンスありのクリスマス・ファンタジーです。

本記事はLEON.JPの提供記事です

日本では2009年、2014年に上演され大好評を博し、今回、9年ぶりとなる再再演となりました。高橋さん以外は初演から同じキャスト、しかも現在、平均年齢70歳目前となったベテラン俳優たちが繰り広げる、丁々発止のやりとりも注目されます。

物語の舞台は、クリスマスイブのアイルランド・ダブリン北部。古びた家に住む大酒飲みの兄・リチャードと、酒で多くのものを失い今は禁酒中の弟・シャーキーが、近所の友人アイヴァンと一緒に過ごしていたところ、もう1人の友人ニッキーが、酒場で出会ったというロックハートという男を連れてきます。実はその男、シャーキーにとって忘れたくても忘れられない男だった……。小日向さんは、その謎めいた男、ロックハートを演じます。

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