激動の時代の学校選び。子どもの力を伸ばすために重要な視点とは?
AIの進化やVUCA(将来の予測が困難な状況を示す造語)をめぐる議論が活発だ。そんな激変の時代において、わが子にどのような力を身に付けさせればよいのか。不安になり、とくに将来の学校選びに悩む保護者も多いだろう。
「どのような学校がいいか」はその子の個性によって異なるとしかいえない。私は教育ライターとして、1000人以上の教育関係者に話を聞いてきた。保護者からは「うちの子にはどんな学校がいいんでしょうか?」と質問されることも少なくない。
しかし、私がその人の子どものことを知らない以上、「この学校に入っておけば間違いありません!」といった期待された明快な答えを出せず、申し訳ない気持ちになる。
保護者は「情報過多」
とくに首都圏で中学受験を検討している保護者は、「情報不足」ではなく、「情報過多」の状態にあるのではないか。情報を集めることは決して悪いことではないが、そこに「絶対解」はない。教育の情報収集をするうえで大事にしてほしいのは、「正解探し」ではなく、子どもと共に家庭で「正解をつくり出していくこと」である。
この前提を押さえたうえで、学校を見る視点はいくつかある。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら