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「話す力」がAI時代のあらゆる土台になるワケ 自分事と考えて意見を述べる習慣を身に付ける

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自信を持って話せるようになれば、子どもの人生は様変わりする。

「話す力」の授業の様子
「話す力」を育む授業を全国で展開している(写真:アルバ・エデュ)

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AI時代に求められる子どもの能力とは? それをつかむために親は何をすべきで、何をすべきではないのか。『週刊東洋経済』11月4日号では「AI時代の子育ての教科書」を特集。悩める子育て世代に、最新かつ最強の子育てガイドをお届けする。
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大手金融機関に勤めていたとき、海外のプレゼンテーションの大会で、日本の名だたる企業に勤める社員たちの発表が内容・英文法ともに完璧なのに自信や情熱がなく、聴衆の心をつかんでいない様子にショックを受けたことがある。

すばらしい商品やサービスでも、そのよさが伝わらないと選ばれない。それは日本人が子どもの頃から「人前で話す力」を鍛えられていないからではないか。

そう考えた私は試行錯誤の末、2014年に一般社団法人を立ち上げ、全国で「話す力」を育む授業や研修を展開してきた。

受講者は子どもたちや教員ら延べ5万5000人以上。受講前後で中学生の学力や推薦入試の合格率が向上した例もあるが、何より子どもたちが自信を持って話せるようになり、自己効力感(目標を達成する力を自分が持っていると認識すること)が高まったのが大きな成果だ。

AI時代に必要な力は何かとよく問われるが、「AIが苦手なこと、できないこと」を探せばおのずと答えは見えてくるだろう。

「人間ならでは」の力

ポイントは4つある。

次ページ最初の問いをどう立てるかがカギ
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