AI時代に親がやってはいけない「5つのNG行為」 子どもの自己決定の機会を奪うのはダメ!
1つ目が、「子どもの判断をせかしたり、口を出したりする」だ。
親としては、自分や周囲の経験や失敗を踏まえてアドバイスしたくなるが、それらは子どもにとっては「自分に関係のない情報」であり、自分の将来を決めつけられたように感じてしまう。また親が口や手を出すと、子どもの「自己決定」の機会を奪うことになる。
自分で決めたことはやる気になるし、やってみた結果の失敗あるいは成功体験から学ぼうという気持ちも強くなる。自己決定は、モチベーションアップやスキルアップの大きな要素となっているのだ。子どもの成長にどれほどマイナスとなるかがわかるだろう。
将来の道を勝手に決めない
第2が、「子どもの将来の道を勝手に決める」である。とくに今は中学受験を考える親が多くなっている。親の立場からすれば中高一貫校が将来のために有利と考えるかもしれないが、子どもからすれば、中学校で受験をしたいかどうか、と考えることを省略されてしまっている状態だ。
実際の教育現場でも、無理して受験し、ストレスを抱えてしまっている子どもは多い。勉強は本来、自ら好奇心を発揮して学べば楽しいもの。選択権を無視して受験をさせることにより、子どもの好奇心や自主的な学びの意欲をそいでしまうことになる。
ただし、選択を助けるのは大切だ。例えば「中高一貫校はこんなところらしいよ」「中学で受験しない場合は高校や大学の受験もあるよ」などと、中学受験の意味やメリット・デメリット、ほかの選択肢などを伝えるとよい。
第3が、「子どもに問いを投げかけない」だ。親も日々忙しく、丁寧な会話をするのは難しいかもしれない。しかし子どもは親との対話を通じてさまざまな能力を育てていくので、会話の時間はできるだけ大切にしたい。
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