赤羽「ドムドムバーガー復活」にファン驚喜のワケ どむぞうくんグッズも人気、物販は売上の7%に
一時の400店舗超から30店舗以下に縮小
ドムドムハンバーガーは1970年創業の日本一古い老舗のバーガーチェーンであるが、一時の400店舗超から30店舗以下に縮小。
そこで復活策に乗り出したのが、2018年にドムドムフードサービス代表取締役社長に就任した藤﨑忍氏だ。コロナ禍のマスク販売から始まったオリジナルグッズ販売や、「丸ごと!! カニバーガー」(1190円)などのインパクトある商品、ポップアップストアを駆使してのブランド戦略で、知名度、業績ともに引き上げてきた。
新店舗に関しては、藤﨑社長が引き継いでからは浅草花やしき店、市原ぞうの国店、イオンモール新利府北館店、イオン海浜幕張店を出店してきており、今回の赤羽の店舗は5店舗目となる。イオンスタイルのリニューアルオープンに際し、再び声がかかったことが理由だ。
なお厳密には、2021年に別業態のTREE&TREE’sを出店しているが、コロナ禍の影響で人流が新橋に戻らなかったこともあり、ビルの改築を機に撤退。場所を変え銀座に「ドムドムハンバーガーPLUS」として再出発している。こちらを加えると、新規出店は6店舗となる。
ただ、現在のチェーン店舗数は27店舗。コロナ禍、テナントとして入っていた施設の廃業に伴い3店舗減少した。
ハンバーガーチェーンの大手としてはマクドナルド(2970店/9月末)や、同じ日本生まれのチェーンであるモスバーガー(1294店/9月末)が挙げられる。またチキンサンドを「チキンバーガー」と名称替えし、バーガーチェーンに仲間入りしたのがKFC(1206店舗/8月)だ。いずれもコロナ禍を経て店舗数を増やしたチェーンである。
一方店舗数の減少が見られるチェーンとしては、ロッテリア(306店舗/10月時点)やフレッシュネスバーガー(163店舗/3月)が挙げられる。ロッテリアは1984年に400店舗を達成。以後500店舗を超えた時期もあったものの、近年では年々店舗数が減少、2023年2月にはゼンショーホールディングスの傘下に入っている。フレッシュネスは2019年出店を増やし、3月末時点で186店舗だったが、2021年には再度見直しを行い、現在の店舗数に落ち着いている模様だ。
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