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ChatGPTなど「生成AI」会社への導入で一番大切な事 「実際に業務に活用してもらう」までが必要だ

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――生成AI活用では現場との乖離が生まれてしまい、結局活用が進まないという話もよく聞きますが、その点はどうでしたか。

鈴木:ディップでは、社員各自が生成AIのプロンプトを作っているので、それらを収集し、そのなかから社内有識者の審査を経た200種類以上の「使える」プロンプトを、プロンプトデータベースで社内に公開しています。

大切なのは、公開するだけでなく、実際にそれを業務に活用してもらうこと。当初、プロンプトデータベースは、部署ごとにプロンプトがリストアップされていました。しかし、実際の業務現場の声をしっかりと取り入れるために、徹底的なヒアリングを行ったところ、例えば電話でのアポイントメント取得など、具体的な業務フローに合わせてプロンプトを分類するという要望が多く寄せられました。これに応え、業務フローに即した形でプロンプトを整理・再構築したんです。

また、社内では「どのようにして即座の成果を出すか」「生産性をどう向上させるか」というテーマで頻繁に議論が交わされています。特に、明日からの業務にどう取り入れるか、という即効性を重視した議論が行われていますね。

業界に先駆けた取り組み

――鈴木さんは、多くの企業のIT部門で社内システムに携わってきました。社内システムはどのように変化していくと思いますか。

鈴木:ディップでは、PCやソフトウエア、社内ネットワークなどの社内ITの管理や、セキュリティ対策・情報漏洩防止にAIを積極的に取り入れています。生成AIだけでなく、様々なAI技術を活用して、これまで人が手動で行っていたアラートの監視や対処をAIに委ねているんです。

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