「報われない」そう思った時の気持ちの切り替え方 がんばりすぎの毎日に疲れた人へ伝えたい事

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

たとえば、報われるという意味が努力によって知識や経験が得られることだとするなら、努力すれば必ず報われるといってもいいでしょう。努力したということは、努力する前と比べて得たものがあるはずだからです。

でも、報われるという意味が何かしらの良い結果を得ることだとすれば、必ず報われるとは限りません。受験や試験のように、努力しても思ったような結果が出ないことはあります。

がんばっても認めてもらえなかったり、がんばっても受け入れてもらえなかったり、がんばったのに結果が出ないことに落ち込むこともあるかもしれません。自分1人の問題ではなく、複数の人が関係するような場合は特にそうです。

たとえば、オリンピックには努力を重ねた選手が各国から参加していますが、すべての人がメダルを取れるわけではありませんよね。

がんばる人の背中を押す言葉

「努力すれば必ず報われる」という言葉にあなたが勇気をもらえるならば、努力を重ねるのもいいでしょう。

勇気をもらえるということは、あなたががんばるために背中を後押ししてくれる言葉だということ。「これをがんばりたい!」というあなたの本音に沿った言葉だということだからです。自分の気持ちを後押ししてくれるような言葉は、どんどん取り入れるべきです。

でも反対に、この言葉に苦しくなってしまう人もいます。

がんばっているのに満たされないと感じたり、いったいどれだけがんばればいいのだろうとしんどくなっているのなら、努力はいったんストップ。

本当はがんばりたくないことをがんばりすぎているか、がんばってばかりの毎日に疲れすぎてしまっている可能性大。さらには自分の努力を認められず、結果だけを求めすぎて自分自身を追い込んでしまっている可能性があります。

誰かにとって良い言葉が、必ずしもあなたにとって良い言葉とは限りません。誰かを成功に導く言葉が、あなたを成功に導くとも限りません。どの言葉が心に響いて、どの言葉があなたの支えになるかは、環境や心の状態によってもガラリと変わります。

口コミサイトで高評価のスキンケアアイテムが必ずしも自分に合うとは限らないのと同じで、良さそうだと思って取り入れても、「やっぱり合わないかも」と感じることが誰にでもあります。

だから自分が「いいな」と思った言葉はどんどん取り入れればいいし、「ん?」「それはおかしいんじゃないか?」とモヤモヤするような言葉は取り入れなくていいのです。自分に合わないコスメを肌荒れしてまで無理して使わないのと一緒で、自分に合わない言葉はどんどん手放していきましょう。

あなたがいいなと思うのにも、モヤモヤするのにも、ちゃんと理由があるはずですから、自分の心の声をもっともっと信じてみてください。

あなたをよく知らないほかの誰かの言葉ではなく、あなたをよく知る自分自身の「これがいい」「これは違うかも」という直感を大切にしてくださいね。

「がんばっても満たされない」と感じられるあなたは、努力することのできる人。正確には、これまで努力してきた人です。

がんばっても満たされないという感覚は、何かをがんばった人にしかわかりません。

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事