不正報道で揺れる「ネクステージ社長」が激白 営業の会社を180度変えるために私は辞任する

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――8月23日には、昨今の不正車検や保険金水増し請求問題を受けた社内調査の結果として、「不正な案件については確認されませんでした」と公表していました。しかし、文春の質問状に対する回答の形で公表した9月1日のリリースでは、いくつかの不正について認めています。

ビッグモーターの問題があり、投資家と対話する中で、「ネクステージはどうなのか」という質問があったので、とりあえず車検や板金について調査した。速やかに開示するために、この期間に、これだけの調査をしましたという形で結果を報告した。

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あの(8月23日の)リリースでは、「調査した内容に関しては不正な案件がなかった」という出し方になっている。「過去のすべてにおいて不正がなかった」と受け取られてしまった。「過去に不正案件はあるが、それらは正しく対処・報告している。今回の調査に関しては問題がなかった」という書き方をするべきだった。そこは自分たち側のミスだと反省している。

――文春オンラインの報道以降、株価は下がったままです。今後、投資家とはどのようにコミュニケーションをとっていきますか。

9月7日に開いた投資家向けミーティングには80名強が出席してもらえた。機関投資家の方たちと話をして、「不正や不備が起きているが、われわれはそうした案件を隠さず正々堂々とすべて報告しており、しっかり対策も打っている」と伝えた。基本的には理解を得られたと認識している。

投資家とのコミュニケーションの大切さを痛感

痛感したのは普段からのコミュニケーションの大切さだ。国内の機関投資家には当社のことについて理解してもらえていると考えており、今後も正しくコミュニケーションを続けていく。当然、インサイダーに関わることは話せないが、それ以外は当社のことだけでなく、業界の問題についても正直に話していくのが良いと思っている。

――足元で来客数の減少はありましたか。また、今期や来期にどのような業績への影響が想定されますか。

詳細については差し控えさせていただきたい。この1週間でいえば上がっている店もあれば、下がっている店もあり、大きな影響は今のところはない。

――今後の出店計画が大きく変わる可能性はありますか。

基本的には計画通りを予定している。ただ、昨今のレピュテーションリスクは加味する必要があるので、しっかりと地盤固めをし、通常の運営になるように努力していく。

――中古車業界全体のイメージが悪化しています。業界としてどのような課題があり、どのように信頼回復を図っていくべきでしょうか。

業界のイメージとしては、やはり事実と事実でないものが混在している状況だと思う。

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