ゴディバの「630円モーニング」に震え上がった朝 高級感とお得さが両立、マーケ施策としても機能

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チョコのコクとオレンジのすっぱさは相性抜群です(筆者撮影)

オレンジは缶詰のものではなく、フレッシュオレンジでした。店員さんに確認したところ、冷凍のものを使用しているそうです。シロップ漬けにはない、爽やかなすっぱさがたまりません。

食べればわかる、決して安くはないであろう原材料費と、この美しいデコレーションにかかる手間を考えると、税込730円という価格設定は本当に安いと思います。

ゴディバ カフェの「ファン化力」がすごかった

「ゴディバ カフェ」を訪れて、まず驚いたのはその安さです。ホットコーヒーSサイズの単品価格が税込350円。「スターバックス」や「タリーズ」などの、カフェチェーンと同じぐらいの価格設定になっているのです。

看板メニューのGショコラも、税込390円とお手頃価格(筆者撮影)

こういうことを書くと必ず「安くない、コーヒーが350円は高い」とおっしゃる方もおられるのですが、「ゴディバ カフェ」は、10店舗中9店舗が、駅構内もしくは隣接する商業施設内にあり、提供されているメニューの味も当然ながら「ゴディバ」に恥じないクオリティなのです。

つまりは「ゴディバの味と雰囲気を、最高の立地で安価に楽しめるなんて最高」ってやつです。少なくとも私は、こんなに安くて申し訳ないぐらいだと思いました。

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