コミュ力高い人が実践「否定的な意見」の伝え方 思っていることをそのまま口にしない大切さ
まあでも、構成作家のリアクションが悪くても、最終的に放送で言うか言わないかはパーソナリティーの判断です。優秀なパーソナリティーさんは、そのあたりの感覚もとても鋭いです。話してみてイマイチだったらそれはそれで勉強になったでしょうし、長い目でみて次の放送に生きればと思っています。
人と自分の感性は違うということを意識する
笑いのツボほど、人によって変わってくるものはありません。対象が多ければ多くなるほど、全員を笑わせることは難しくなっていくと思います。
気の知れた友人と居酒屋でバカ話をする、ファミレスで同じ趣味の友達と延々とおしゃべりする、身内でのトークが一番面白いと思っています。ものすごくたくさんの方に評価されないといけないお笑いの賞レースは、本当に大変だなと思っています。優勝される芸人さんはスゴイですよね。
ラジオの場合、長年聴いていただいていると、そのパーソナリティーのことをリスナーさんが理解し、だんだんと笑えるようになってくるという現象があります。しゃべった言葉の意味が分からない場合、今の時代なら検索して調べてもらうこともできます。いい時代になったものです。
最初は知らなかったパーソナリティーの友達の存在や仕事周りの人の話など、聴けば聴くほど、自分も身内になったような感覚になって、より楽しめるようになるんです。楽しいですね、ラジオって。
最も「人による感覚」ということで、なんだか笑いの話が中心になってしまいましたが、僕が言いたいのは、人のがんばっていること、大事にしていることに対して、否定的なコメントをしなければならないときには、思っていることをそのまま口に出さないほうがうまくいくということです。
人と自分の感性は違うということを覚えておきましょう。みなさんの生活に生かすとしたら、仕事だったら、後輩のアイデアにアドバイスをするとき、家庭だったら、パートナーの趣味がエスカレートしているとき、などですかね。
ストレートに自分の言いたいことを伝えず、多少回りくどくなったとしても、他の言い方で伝えて誘導してみるのはいかがでしょうか。真っ向からの価値観のぶつかり合いこそがドラマを生むように思う人もいるかもしれませんが、楽しい場の雰囲気を壊さないのも、努力のひとつです。やってみましょう。
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