有料会員限定

中国人民解放軍「参謀」が立案する台湾占領戦略 習近平主席が決断すれば躊躇なく実行する

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小

人民解放軍国防大学に留学経験のある筆者が「参謀」として台湾占領の戦略立案した。

発射されるミサイル
中国軍のミサイル攻撃能力は質、量とも格段に向上している(The Eastern Theater Command of the Chinese People's Liberation Army/新華社/アフロ)

特集「台湾リスク」の他の記事を読む

台湾海峡の緊張が高まっている。中国が台湾統一(併合)に向けて武力侵攻する日がくるのか。7月31日発売『週刊東洋経済』の特集「台湾リスク」では、日本企業に迫り来る台湾有事の全シナリオを示した。
週刊東洋経済 2023年8/5号(台湾リスク)[雑誌]
『週刊東洋経済 2023年8/5号(台湾リスク)[雑誌]』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。

台湾有事があるとしたらどんな戦いになるのか──。

筆者の山本勝也氏は中国人民解放軍国防大学に留学し、北京の日本大使館で防衛駐在官を務めた。その経験を踏まえ、人民解放軍中枢の参謀になりきって台湾への軍事作戦を立案してもらった。

私は中国共産党中央軍事委員会連合参謀部の作戦参謀である。現在の経済力、人口動態を客観的に評価すれば、今後5年以内に、人民解放軍が米国を中心とする西側帝国主義諸国の軍事力、米国の核戦力を凌駕して対米全面戦争に勝利することは、残念ながら困難である。

次ページ中枢を破壊し全島を支配
関連記事
トピックボードAD