有料会員限定

中国が尖閣に手を出さない時、日本は参戦するか 「台湾有事」のコストと日本に問われる覚悟

✎ 1〜 ✎ 5 ✎ 6 ✎ 7 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小

台湾有事に、どういう状況なら日本人は軍事的関与を許容するのか。実権結果を示す。

滑走路上の戦闘機と整備兵たち
沖縄の嘉手納基地。米軍にとって台湾有事に対応するための最重要拠点だ(写真:Getty Images)

特集「台湾リスク」の他の記事を読む

台湾海峡の緊張が高まっている。中国が台湾統一(併合)に向けて武力侵攻する日がくるのか。7月31日発売『週刊東洋経済』の特集「台湾リスク」では、日本企業に迫り来る台湾有事の全シナリオを示した。
週刊東洋経済 2023年8/5号(台湾リスク)[雑誌]
『週刊東洋経済 2023年8/5号(台湾リスク)[雑誌]』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。

202X年。中国と台湾との軍事的緊張が高まり、米国政府から日本政府に「台湾防衛のために在日米軍を出動させたい」という連絡が入る。同時に中国からは、「米軍に協力せず中立を保つなら、日本にはいっさい手を出さない」というメッセージがあらゆるチャンネルで発せられる──。

「台湾有事」の際には、中台の間の軍事的緊張(衝突)→米軍による介入決定→在日米軍基地からの戦闘機や艦艇の出動という展開になる可能性が高い。その過程で日本は大きな選択を迫られる。

日本の米軍基地が拠点に

次ページ日本の世論は「究極の選択」にどのように動くか
関連記事
トピックボードAD