「勉強嫌いでも1年で変われる」東大生断言の意味 受験勉強を必死に頑張り、逆転合格した生徒も

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いかがでしょうか?

「人間は、変われる」「身体的にも精神的にも、1年で大きく生まれ変われる」という話でしたね。

先ほどのアンケートで見えてきた、「過半数の東大生が、もともと勉強が好きではなかったのに、今は勉強を楽しめるようになっている」というのも、この証明だと言えるでしょう。

東大生は、元から勉強が好きだったのではなく、受験を通して、人間的に変化して、「勉強って楽しいのかもしれない」と思えるようになったわけです。

さて、僕らは日夜、多くの学生を教えていて、多くの逆転合格を支援しています。

1年前は数学が0点だったのに、たった1年で数学で満点近い点数を取り東大に逆転合格した生徒もいます。

まったく勉強していないところから、1年で早稲田大学に逆転合格した生徒もいます。彼ら彼女らと話していてすごく感じるのは、本当に、「人間は変われる」ということです。

面白いことに、偏差値を20〜30上げて難関大学に合格する人って、性格の面から大きく変わるんですよね。親御さんから、「うちの子、本当に変わったんですよ」とご報告をいただくことも多いです。

「どうせ何をやってもダメだ」とネガティブだった子が「もっとこうすればできるようになるはずだ」とポジティブになったり、「自分1人で勉強しよう」と協調していなかった子が、集団を引っ張るリーダーになったり。

それこそ、勉強嫌いだった人が勉強好きになったりする場合もかなりあります。

受験という、1つの目的に向かって全力で立ち向かう経験をすると、人間は自分のことを大きく成長させることができ、「変わる」んです。

「自分は変わらない」というのは幻想だ

「変わる」のに、年齢的なものは関係ないと思います。われわれは去年1年間、30代後半タレントの小倉優子さんに勉強を教えていたのですが、やはり学ぶ姿勢が大きく変化していました。

受動的に話を聞いていたところから、積極的に自分から質問をしたりする姿勢に大きく変わっていました。何歳からでも、学び、そして変わることができると思います。

本記事を通して、みなさんに知ってもらいたいことは、「自分は変わらない」というのは幻想だということです。

手前味噌ですが、僕も偏差値35から2浪して東大に合格しました。

通っていた高校に「東大合格しました」と連絡しても信じてもらえず、会いに行って話して、先生たちから「え、お前あの西岡なの?話し方とか性格とか、3年前と全然違うじゃん!」と驚かれたことをよく覚えています。

月並みな言い方で恐縮ですが、「人間は変われる」んです。本気で何かに向き合うと、人は学力だけではなく、人間的・性格的に大きくジャンプアップできるのだと思います。それは、もし短期的には結果につながらなかったとしても、得がたい財産になるのではないでしょうか。

ですからぜひみなさん希望を持って、いろんな物事に向き合ってみていただければと思います。

西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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